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ううん酸

とりまシェリル・ノームのファンサイトです。うさんくさい?

書けないねえ・・・スタッドしてます。空転って感じ?

こう、最近の自分は嬉々として紙フイギュアを作っていると思うでしょ?
まあそうなんですけどね。
紙フイギュアも、小説も出来上がっていく途中で、「うえへっへへへ~、こんな表現思いついた~vv」って時が至福なんですけどね。


でも小説も書きたいの!!  で、今日はSSの方の話。
こんなところで止まっているのが2本あります。
どう続けよ・・・どっちが読みたいですか?(←すでに諦めている雰囲気ないか?


その一。
ガイノス降下作戦的なアルトの話の続き?シェリル・アクションを考えたい。



降下が始まる。
ファーストクラスのその席は贅沢な眺望を確保していた。
望むのは赤茶けた大地と、青い海洋。境となる沿岸部の薄い緑。
ゆっくりと大きくなる惑星の大気が、中型往還機を優しく押し返そうとする。
だが、機体はそのショックをゆるやかにしりぞけて、静かに夜の側に滑り込む。
惑星唯一の都市の灯が、またたく。
人々が暮らす様は、この高度から見れば100年前も今も変わらない。
またたくのは人々の生活だ。

往還機は、惑星と母船団をつなぐ定期便だった。

オリンピア船団が、フォールド廻廊の中心(ハブ)である今の場所に暫定停泊して、十数年。
通商の要とされるその宙域は、バジュラからもたらされたハイパーフォールドが汎用となった今でも変わらない。

(注:ハイパーフォールド 次元断層を跳躍する新航法。スーパーフォールドと同じ。惑星フロンティアでのバジュラ戦役後に汎用技術となり、人類圏を爆発的に拡大させた。)

そして、一大情報拠点であり、かつユニバーサルボード配信会社が居を構える大都市船団のすぐ内側の軌道に、その惑星があった。

惑星ガイノス4。
文字通り星系で四番目の内惑星だ。


着陸した機体がタキシングを終える。
シェリルは案内されたゲートを出た。
オリンピアが管理する内惑星への降下は、内国旅行の範疇となる。煩わしい手続きはない。


空港に降り立ったシェリル。
プライベートの駐車場、自分のセダンの隣りにアルトのHFインテグラーレがあった。
あら?空港からどこかに行ったのね。
迷ったが、インテを選び運転席に滑り込む。
まあ、彼が私の車で帰れば良いのだから。
たまにはね。
生体認証が車のエンジンを起動させる。
高速を走らせるシェリル。

車に指示したアルトへの電話は通じない。
『この連絡先は現在、使用圏外か・・・』
「なによ?まったく。」
車のアクセルを踏み込んだ。

大型のトレーラーを少し乱暴に追い越したシェリルは、バックモニターに映る一台が慌てて追い上げたのを見逃さなかった。

「?」

「キット?」
シェリルが表情を変えずに呟く。
「"はい。"」
「後ろの車、注意してくれる?」

車載AIが応えた。
「了解しました。シェリル様」



んで、
その二。
南の島で冒険譚。記憶喪失ネタを織り込んでみましたーーーー。
こっち書くと長そうだよ。やめようよ自分・・・。

小さい頭痛がする。「っ…」
ゆっくりと目を開ける。
海辺だ。
砂浜に横たわっている。
そよぐ風は暖かく、潮の香りは優しい。


ぱちぱちと小さくはぜる焚き火が少し離れて燃えている。
かなたに夕日、それとも朝焼けなのか、陽が低く辺りを照らす。
「(…ここ、どこ?)」
サラサラとした砂が暖かく気持ちいい。
でも思い出せない。
自分の名前ですら怪しかった。
あたしは…、シェリル?
そうシェリル・ノームよ。

「(でも…ここは、どこ?)」もう一度自問すると、手元にあった薄いブランケットをたぐり寄せる。
とっ、シェリルは焚き火のそばにもう一人、誰かが座っている事に気が付く。
「(えっ?)」
火が小さく揺れる。

シェリルに背を向けて座っている。海を見ているのか?

「(男?)」
肩から髪が広がっている。
流れる髪は女性的ですらあるが、広い肩幅と、シャツは男性のものだった。
しばし自分の置かれた状況が理解出来ない。
「(だ…誰?)」
慌てて自分の体を探る。
「(何か変な事されてない?)」
大丈夫、違和感などはない。怪我も無い。

「(…。)」
逃げた方がいいの?
いや、この状況ではどこが安全だか判断がつかない。
闇雲に逃げ回るのは体力的に不利だろう。

それに…なにかしようと思えばとっくにできたのかも知れない。
そう判断して、シェリルはその男性に声を掛けようと決める。
もしかしたら質の悪いドッキリとか、何かの仕掛けとか、イベントなのかも知れない。
「(まったく、そうだとしたら許せないわ、あの…。)」
って、あれ?今は誰が私のマネージャーなんだっけ?

逡巡するシェリルの気配に、男が気が付いたのだろう、ふっと振り返る。
同時に海の向こうで雲に沈んでいく夕日が、一時、輝きをます。

男性が微笑んだ。
「ああ、気がついたのか?」
白い歯がこぼれる。
背後からさす夕日がその茶色の瞳と白い鼻筋を浮きたたせる。
右耳のイヤリングが揺れた。


「なっ…、」
だが、つぎの言葉が出て来る前に飛び起きたシェリルの手が拳となって飛ぶ。
「こっ、この、ドロボー!あたしのイヤリングじゃないの!」

「うわっ!ちょ、ちょっと待て!」
慌てて立ち上がった男性が叫ぶ。
さすがにこの距離では、シェリルの一撃がクリーンヒットとはいかない。
男性は上体を反らしてそのパンチを避けていた。すっとシェリルとの距離を取る。

それでもその驚いた目をにらみながら、シェリルが続けた。
「返しなさいよ。それはあたしの大事な物なの。自分以外の誰かが持つなんて考えられないわ!」
「あっ、これか?」
シェリルの視線の先がイヤリングであることに気付き、男性が自分の左耳に触れて確かめる。
それからシェリルの右耳を見てやっと気が付いたという雰囲気で返す。
「ああっ、同じか。」
えっと…、言葉を選んでから続ける。
「これ、最初から俺の耳にあったぜ。」

そう言って、耳に手をあてる男性の薬指には、シンプルな指輪が光っていた。

あら?この人結婚しているんだ。
そう思ってから、シェリルは自分の左手にも指輪があることに気が付く。
「え?」
おそろい?

「あっ…」
男性も今気がついたといった雰囲気で自分の指とシェリルの手を見つめた。






「俺も記憶がない。」早乙女アルトと名乗った男性は、シェリルの隣りに行儀よく距離を置いて座る。
白い砂浜だ。
緩い斜度が海に向って続く。
自然、二人は並んで座るかたちだ。

「あたしはシェリル。シェリルノームよ。」
「知ってる。メディアで見た事がある。」
アルトが小さく応えた。
「それだけ?」

「不自然なかたちで思い出せないんだ。」
「あたしも同じだと思うけど、何だか大事な人の名前とか顔がすべて出て来ないの。」
「ああ、ぽっかりと4~5年の記憶が抜けてる気がする。
というより自分と関係があった人間がさっぱり思い出せない。」


「なあ、シェリル。」
「呼び捨てにしないで。」
「ああっと、ではシェリルさん?」
「…、違和感あるからシェリルでいいわよ。」

苦笑にも似た小さなため息のあとに、アルトが続けた。
「なあ、俺ら、もしかしたら夫婦だったんじゃないか?」


「ばっ!バカね。そんな大事な事忘れないわ!」
「でも、そろいのイヤリングに指輪だぜ?」




そして、日が落ちると、夜空に衝突銀河が輝いた。
明るすぎて、この惑星には夜が無いことがわかる。
そう、ここは銀河系ですらない。


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  1. 2014/01/28(火) 22:15:07|
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