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ううん酸

とりまシェリル・ノームのファンサイトです。うさんくさい?

決戦前夜32 <決戦1>

過去作リスト(アルシェリ年表2)、この中段に「決戦前夜」とか、最近のギャグ系まとめてあります。
さて、本日は例のデストロイド・トマホークです。
ありゃあ・・・こんなもの出して・・・、もう・・・。
反省はまた。

あっ、明日は紙「雪だるま」うpします。とりあえずX-マスしぇりるの研究から。
もうなんだか、好きなことばっかやっててスミマセン。
拍手返事とかそろそろ準備します。 ええとですね、もっとかまってえええ~。


数十に及ぶ、巨大な反重力コアが船体の下面でうなる。
無重力空間では、一つの海洋を押さえ、そして惑星の重力圏ではそれを支えることができるしろものだ。
半世紀の改良を経て、今や人が宇宙を渡るための最も重要な動力となった。
だが、その作動原理の解明は、いまだ終わってはいない。

それでも、そんなことには構わず、ジェネレーターコア達は自らの務めを果たす。
地上はまだ遥か下だ。
バジュラのネスト(営巣)を焼き払い、クイーンを制圧する戦闘を、高空から俯瞰(ふかん)しながら、アイランド・ワンは静かに降下を続けていた。



<決戦1>


「"我ながら・・・、酷いかっこだわ。"」
マリに、彼女の中のグレイスが言った。
戦闘でえぐれたクレーターを、たどり歩くオリジナルのグレイス。
コートを羽織っているが、半裸であることは見て取れる。


「ふんっ・・・。
各機? 威嚇発砲以外はなるべく控えてちょうだい。手足への発砲は許可するわ。とにかく押さえ付けるのよ。」
部隊の隊長機から渡された、指揮官用の指向マイクでマリが指示をする。

あっちのグレイスも、こちらに気が付いたみたい。
立ち止まり、周囲を見上げた。

「よし、左右5機ずつ出て!単分子ワイヤーを振り回すから、接近戦では注意するのよ!」マリの指示が飛ぶ。
10機のオートマトンのバックパックが、青白い炎を瞬かせる。
戦闘開始だ。



タタッ、タタタ・・・。
自動小銃の射撃音は案外と小さい。
戦場でもそれは、せいぜい何かの連打音程度にしか聞こえない。
だが着弾をともなうともなれば、普通の人間では動けるものではない。
マリの配下のオートマトンの放つ弾丸は、正確に敵対するグレイスをかすめる。
一瞬、低く身構えたグレイスは、その次の瞬間には右手に大きく飛びのいた。
フェイントを見せてから、包囲網の一翼に突っ込んだのだ。

キュッ!
崩れたビルの外壁やアスファルトを蹴って、EXギア兵が音をたてて後退する。
その内の一体の懐に、瞬く間に飛び込む半裸のグレイス。 
!っ、跳躍と合わせて、その長い足で蹴り上げる。
激しい勢いで後ろに仰け反るそのオート兵士を、さらに踏みつけてステップにする。
かけ上がるグレイスの足が、踏切としたそれから離れ、跳躍する。
踏み捨てられた兵士が地面に叩きつけられる。

空中に舞うグレイス。
力強く、両腕を交差させる。 降り降ろした手首から伸びた単分子ワイヤーが、鋭い閃きとともに左右のEX兵に絡み付く。
ヒュ!
生身の人間であれば引きちぎられたであろう。
だが外骨格スーツ装甲の塊である二体は、かろうじてその切断には耐えたが、あっさりとひっくり返される。
ワイヤーを手首に戻して着地。すぐさま次の攻撃へ、移行。

目まぐるしく移り変わる戦闘の中心を巡り、マリを中央としたEX兵の部隊が、流れる様に動き続ける。
狭い戦場だ、2メートル超の長身のEX兵では、跳ね回るグレイスに対峙できるのはいっぺんに5体が限界だった。
正確に当たらない、威嚇射撃も続く。

「何よ!なんだかめちゃくちゃ強いんだけど!」
「"『破壊』できない事を読まれているのよ!とにかく至近距離から『銀の弾』をお願い!あとは『ワタシ』がなんとかするわ。"」
「―っんなこと言ったって!」

再び、敵であるグレイスが跳躍して瓦礫の山に紛れる。
銃撃がそれを追う。
「やっ、逃げちゃう!」

が、突如その瓦礫の中から?二本の巨大な円柱が起き上がり、空中に舞うグレイスの足元の、瓦礫を押し分けた。
いや、円柱などではない、左右に備えられた大砲?
マリの前で、瓦礫とともに立ち上がったその巨人?が、大きく腕を振る。
トンファーの様な回転運動を得て、旋回する巨砲が一機のEXギア兵をまるでハエたたきの様に叩き潰す。
バシンっ! 
「えっ?」
吹き飛んだEX兵が塊となって廃墟に叩き付けられた。


その巨人の頭部のコックピットハッチは開いたままだ。
その明滅するパネル群が、誰かのコントロールを受けている事を示す。
無人?
「なっ!人型戦車?」

ゼントラーディーとほぼ同じ体躯をほこるそのクラシカルな自走兵器は、大きさに似合わない早い動きで、降り立った半裸のグレイスの脇に立ち、マリと対峙した。

「"MK-Ⅵデストロイド・トマホーク・・・"」
こっちのグレイスが言った。

その巨大さからは想像できない動きで、両腕にあたる大砲が、マリ達に向けられた。


続く!



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  1. 2013/10/28(月) 21:19:38|
  2. 作品(マクロス小説)
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