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ううん酸

とりまシェリル・ノームのファンサイトです。うさんくさい?

ええと、すんませんこんなんです。いやただのネタだからさ・・。

すみません、ミステリーは書けません!ただのネタですのでオイラなりに、いちゃいちゃさせたいだけなんです(涙)。
例によってKさんとこに「拍手コメント」で書いたのが初出だと思うけど、今回は書き直しています。
もともと書いたのどっかやっちゃったし・・・。すんません読んでくれるとうれしいいいなあ・・・と、今回は控えめに言う。

まずは↓これが前ふり、読んだら「続き」にね。
夢のFネットテレビショッピング~


地球より(パリ篇)



地球は、21世紀初めの星間戦争により、その人口の4割を失い、また環境も壊滅的な打撃を受けた。

「卵を一つの籠で盛ってはいけない。」

それは、人類の共通の認識となり、移民繁種計画が力強く始まった。
そして一方で、『百年は草も生えない』とささやかれた地球も復興を始める。
ゼントラーディ・テクノロジーと、新しいテラフォーミング技術の確立、人々のたゆまぬ努力、そして、地球の多様な生物達が、わずか十数年で、地球を再び緑の星へと、押し戻したのだ。
地球は再び母なる星となった。

旅立った人々の望郷の思いと、とどまった人々の復興の思いが、様々な歴史的建造物の再建や修復を促し、銀河の古都として、今や地球は観光惑星ともなっている。



「『壊滅的な打撃を受けた、欧州の他の都市に比較して、パリは奇跡的にかっての雰囲気を残している。 
中でも、ルーヴル、オルセー、その他の博物館。 ベルサイユ宮殿等の歴史的建造物は、管理もゆき届き、主要な観光名所となっている。』 か・・・、明日は少し郊外も周りたいな。」
暇つぶしに、薄い観光冊子をめくっていたアルトが顔をあげ、カーテンの向こう側に声を掛けた。
「準備は出来たか?そろそろだぜ。」

黒のスーツを着こなし、簡素な丸イスに腰掛けたアルトが、腕時計を確認する。
今夜は、フロンティア時代からの旧友が主催するレセプションに参加するのだ。
プレタポルテから、オートクチュールへと、順調に活躍の場を広げ、今やトップデザイナーの仲間入りを果たした二人の共通の友人。 
彼女の、最初のショーの成功を祝うパーティでもある。
二人はゲストとして参加したコレクション会場から、引き続き開催されるパーティ会場に移動していた。
今は、二人に与えられた会場控室にいる。

そして、フィッティングブースのカーテンを開けて、シェリルが歩み出た。

レセプション用の、かっちりとした完璧メイク。
白のマーメイドラインドレス。
そのスリットに沿った、シルバーの刺繍とレイヤーが揺れる。
いつものロングよりも、少しショートヘアにした彼女の首元には、提供された数十万クレジットのダイヤモンドネックレスが輝く。
こちらは、受領から返却までの管理が、アルトの仕事にもなっている。

姿見の前で、そのスリットから右脚を大胆に出し、アンジー・ライトレッグを決めるシェリル。

(注;戦後の女優の一人が、映画祭で右脚を大胆に露出したポーズを取った事が有名。
後年そのポーズを、アンジー・ライトレッグ・ポーズと呼ぶ様になった)。

「うう~ん。」
褒め言葉を掛けようとしたアルトだが、シェリルの不満気な雰囲気に躊躇する。
「どうした?」
さっと鏡に、自らのラインをうつし、何事か確認したシェリルは、
「やっぱりダメだわ!」と、短く言い捨てると、目にも止まらぬ素早さで、タイトなドレスから自身のパンツを抜き取り、さっと丸めて、控え室の隅に放り投げた。
「!!」

そのまま、素足にヒールを履くと、控室の扉を開けてレセプションルームへ続く廊下へと出てゆく。
「さっ、行きましょ。」
あっけにとられたアルトを残して、さっさと進み始める。
「おい!待てって!」
アルトは慌てて、隅に投げられた薄布を拾いあげて、シェリルを追いかけた。
つかつかと早足に進む彼女に追い付くと、シェリルがアルトに自然に腕を絡める。

「どうするんだよ、これ!」
シェリルのエスコートを始めながら、手にした薄布を見せ、アルトが聞く。
「あら、やだ! 持って来たの?ドレスのラインに障るから要らないわ。」
「なっ! だからってあんな控室に放って置けないだろ。」
珍しく、どぎまぎした様子のアルトが慌てて言う。手には下着を握りしめたままだ。
「ふう~んん、それもそうね。 じゃあ、あなたが持ってて。」
「俺が?」
「だって、このドレスじゃあ、ポケットなんてないわ。」

廊下の突き当たり、会場への入り口で、蝶ネクタイの運営スタッフが、二人に会釈する。
入場の準備中なので待つようにと、促される。
今日のVIPゲストであるシェリルは、紹介と同時に、レセプションフロアに通される演出になっている。

「もう、早くしまって!」シェリルが短く言う。
「そもそも何でノーぱん・・・。」しぶしぶと薄布を上着にしまうアルトに、ふっと、シェリルがいたずらっぽく、笑いながら囁(ささや)いた。

「でも、あなたが食べちゃってもいいのよ?」
「!? なっ、何を?」

にらみつけるアルトに、平然と応える。
「ルカがこの前、特定した個人のアミラーゼだけでしか溶けないってシルクを持ってきたの。 面白いから下着にしたらって。」
「もともとはゼントラーディの投薬技術だ。特定のグループにだけ効果のある薬とかのな。俺もルカとそんな話をしたことがある。」
「ふふ、食べてみる?」
「いや、いい。俺はそんな趣味はない。」

無線イヤホンに耳を当てたフロアスタッフが、二人に「(もう少し待って・・・。)」とゼスチャーで示す。


「あら、残念。銀河でも口にできるのは、あなただけなのに。」
シェリルが正面を見つめながら、いたずらっ子のような口調で続ける。
「いろいろ開発してもらったのよ? ソーダ味に、オレンジ、カシス。 シャンパンなんていうのもあるわ。」

アルトも正面を向きながら応えた。
「ふん、・・・じゃあ、シャンパンをホテルの部屋で。戻ったら二人で。」
「シャンパンはゴールドのセットだったかな。 つけて欲しいのかしら?」


その時、大きく大広間の扉が開き、二人にスポットライトが当たった。

アルトが正面に向かい、にこやかな笑顔をつくり、つぶやく。
「ばか」
シェリルも来賓に向けて、とびっきりの笑顔で応えながら、返す。
「何よ、すけべ。」

華やかなパーティが始まる。



FIN
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  1. 2012/03/07(水) 19:49:47|
  2. 作品(マクロス小説)
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