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ううん酸

とりまシェリル・ノームのファンサイトです。うさんくさい?

決戦前夜23 <救出>  こそっとサポ?

ごくごく短いけど、区切りがいいので。
続きは明日か、明後日には出せます。
いいわけも後日~。




―――――――――――――、 ――――、――、・・・・・・。
消失ログ24.567%  、
非常モードで再起動。
ログ起動許可・・・・確認。 修復不能ファイル削除します。

再起動まで、あと12分23秒245、12分02秒666、・・・・
情報処理機能再起動まで、あと1分34秒122、1分22秒60、・・・・




<救出>

「シェリル!」
ピンクの金髪がメチャクチャに振り回されている。
苦しそうに背中を丸める。


なんでこんな!
「あのバカ王子!殴ってやる!絶対殴ってやる!

大事な時に手を放したんだ!捕まえておかなきゃいけないのに!
あの!

「ばかポニテ!!


ばかすぎる!
なんのためにこんな事までやってると思ってるの! パパだって、ママだって心配なのに!
やっと確認できると思えば、これだ!
「殴ってやる!」

激昂のあまり、マリの目からは涙が溢れる! どうすればいい? どうすればいい!!


だが次の瞬間、放り出されたシェリルを緑色の球体が光を放ちながら囲っていくのが見えた・・・。
シェリルのお腹のあたりに、なにか光源がある。
マリの『でペンしぶるフィールド』にくらべれると、頼りないくらい、優しい色合いだが、緑色の発光は、そこに隔壁を作ってくれている様にも見える。

「デフェンシブルフィールド? 私の携帯型みたいなのを持ってるの?」
助かる!でもどうやって回収する?


マリのおおサンショウおのモニターにはまだ、オズマのガンカメラ画像が見えている。
バイタルサインも点滅している。
医療ソフトは、救難信号下での救助待ち要請が適切と判断している様だ。
低体温状態にして、酸素消費量を減らす。 鎮静皮下注射の準備・・・。
冗談じゃない!
シェリルの近くにはあんたしかいないのだ。
「モルヒネでも何でも注射して!叩き起こすのよ!」
マリはコンソールを怒鳴りつけた。


遠い・・・! ここからじゃ遠過ぎる。
ガンカメラからの画像と、シェリルを捉えているカメラ画像の位置信号で判断。
シェリルが吹き飛ばされた場所は、アイランド・ワンの、右舷下部である事はわかる。
たぶんマリの場所のすぐ下あたりだろう。

だが、デフェンシブルフィールドの薄膜で宇宙を漂う人間を救うには、距離があり過ぎる。
どうすれば・・・。

「・・・トラクタービーム 」
この部屋が宙港設備なら、宙(そら)に向いた管制室の様なものなら。
トラクター(牽引)ビームの制御くらいは、ここからでも出来るはずだ!
「トラクタービーム!」マリはもう一度叫ぶ。

どうする・・・、
おおサンショウおに、操作系を検索させるか?
時間がない!


「ぴっ」
・・・! マリは、目の前のコンソールパネルが、ちいさなピープ音をあげ、カーソルを点滅させ始めた事に気がつく。
「え?」

白い文字列がタイピングされてゆく。
『"トラクタービーム制御パネル起動"』

同時に、フォログラムでアイランド・ワン下面が立体表示される。
その近くにピンクと黄色の輝点が表示された。

全体像の解像度レベルでは、表面に張り付いた様にしか見えない輝点。
だが、視点がズームされると、アイランド・ワンとそれに、絶望的な距離がある事がわかる。
二つの輝点同士も、じょじょに離れてゆく。

「これが、オズマとシェリル?」
コンソールの文字列が続ける。
『"目標補足、オズマ・リーのEXギアに強制覚醒の指示完了。相応量の覚醒剤注射実施済み。"』
「いいわ!」
『"指示こう"』

グレイス?
「グレイスなの? どこか故障したの? 喋れないの?」
マリは、その画面に咬みつくように叫ぶ。

パネルに再び文字列が流れる。

『"指示請う"』


「・・・わかった。」
マリは起動した幾つかの画面を移動させて場面を整理する。
「オズマ・リーのバイザーモニターに介入!」

マリは、シェリルの画像も拡大する。
まだバラバラ何かじゃない!絶対に生きている。

「オズマにシェリルの現状を認識させて!」
ヘルメットのバイタルサインが血圧の上昇を知らせる。
「よし。右舷下腕のトラクタービーム照射! オズマを捕らえてから、シェリルの方に押し出すのよっ!」
青く伸びたラインが、オズマを掴み、シェリルの輝点へ押しやる。
黄色の輝点が、ピンクのそれに近付く。
「いいわ!」 

オズマが、自らのエンジンユニットを噴射し、コントロールしている。
「さすが!」
あっという間にシェリルを確保!
「やった! オズマ、いい子!」

マリは次なる指示を出す。
「最も近いエアロックか、開口部を探して! そこまではこの調子でトラクタービームでリレーするの!」」

そして、アイランド・ワン天蓋部の、エアロック・トラクタービームが、リレーされて来た二人を掴む。
エアロックから伸びる2本の光条は、オズマのEXギアをつかむと、大急ぎでエアロックを通過させる。
そして、天蓋部から内部へ、今度はゆっくりと降下させる。
天蓋から、戦闘の残照が、オズマとシェリルを照らす。

「シェリルの被曝時間は?」
二人が降下する画面を見つめながらマリが聞いた。
中空のフォログラムボードにカーソルが動く。
『"2分17秒12"』


「はっ!」
ドサッっと、マリはシートに座り込んだ。
あのデフェンシブルフィールドが、宇宙線被曝からも守ってくれるタイプのものであれば、まずは大丈夫だろう。
「良かった・・・。」

「手近の医療ドローンを急行させて。V型感染症に対応できるタイプがあったら優先させて。」


「よかった・・・。」

シートに深々と座り込んだマリがもう一度呟いた。



つづく!!
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  1. 2013/08/30(金) 23:21:39|
  2. 作品(マクロス小説)
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