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ううん酸

とりまシェリル・ノームのファンサイトです。うさんくさい?

お約束のSS続き!決戦前夜9<魔弾2>

決戦前夜譚
決戦前夜1 <墜落>
決戦前夜2 <睡魔と魔女>
決戦前夜3 <魔女とお話>
決戦前夜4 <魔法の対価> 
決戦前夜5 <魔女と天使>
決戦前夜6 <魔女の動機>
決戦前夜7 <天使と会話>
決戦前夜8 <魔弾>  ←もっとNEW

この続きです!
決戦前夜9 <魔弾2>    

<魔弾2>

「ぶ・・・、ブレラ?」

自分の名前を呼ばれ、ブレラは、一瞬戸惑いの表情を浮かべる。
だが、隙は作らない、時間は止まらないから。次の行動を取らなければ殺られる。

「"上!フロンティアのEX部隊よ、4騎!"」マリにしか聞えない、グレイスの警告に応ずるかの様に、次の瞬間、ブレラがマリを抱きあげた。
それは抱擁などとは呼べるものではなく、縛り上げる様な乱暴な姿勢だった。
正確な動作で首筋に何かが押しつけられる?
っ!ナイフ?
「動くな。協力する様に・・・。」
人質?
そのままマリを抱き抱え、次の跳躍に移る。
なっ! 街が眼下に広がる。こんな跳躍力は人間じゃない。

「"ギャラクシーのエージェントとでも思わせておけばいいわ! 彼が何者だかはあとで話す。" "とりあえず少佐よ。"」
「しょっ、少佐?」
聞き慣れない呼称を声に出す。
「黙って!舌を噛む。」ブレラが言う。

その次のジャンプで、振り向いた彼は、追っ手に人質の存在をアピールする。
だが、フロンティアのEX兵は、一瞬のためらいもなく、そのランチャーを放った。

ブレラは、正面に抱えていたマリを、片腕で瞬時に自分の背後に回す。
「ちょっ!」
お父さんジャングルっなんて、場違いの教育番組が頭に浮ぶ。まさにグルッとだ。
ブレラの背後に、彼のうしろ手で納まる。
そして、彼は、右手のナイフで、火を吐くランチャーをなぎ払った。

って?ロケットよ!それ!

弾かれた弾頭が、道路脇の自動車に突き刺さり、弾ける。
大きくひるがえさせたコートは、簡易エネルギー装甲を備えているのか? 特徴的な緑色の発光ととともに、明らかにその衝撃と爆炎をいなしていく。

噴煙にまぎれた姿勢から、ブレラが吐き捨てる様に言った。
「!しっかり掴まっていろ。」
ガシャんっと、鉄の蓋が弾ける音と同時に、マリの視界が暗転する。
「えっ?」

「いやあああーーーーーー」
胃の府が持ち上がる落下感に悲鳴をあげる。
もうしょうがない、つかまるモノはこの、ブレラとか言う男だけだ。

数メートルの落下の後に、下水をはねて着地したブレラは、そのまま排水管の奥に跳びこむ。
二人が降りた空間に、上空から、激しい銃弾が叩き込まれた。
着弾のタップ音が、おそろしげな音で響く。

マリを抱えたブレラが、そのまま下水管の物陰に潜んだのと同時に、そのタイミングを見計らったかの様に、地下空間に巨大な閃光が落ちた。
壁際に押しつけられ、ブレラのコートに押さえこまれていたが、空気を焼く匂いと、激しい閃光がマリを襲う。
ブレラの背後で炎が舞う。強燃性の火の海・・・。

急激な火炎が周囲の酸素を引き込むのか?突風が吹きすさぶが、ブレラのコートの内側はかろうじてエネルギー装甲で守られている。
「(本気で殺そうとしてる? フロンティア政府が。 人質なんか関係なく・・・。)」


・・・・・。
嵐のような火炎が少し納まると、ブレラがやにわに立ち上がった。
周囲ではそこかしこで、まだ炎が燃えている。
マリの二の腕をつかみ、立ち上がらせる。
というよりほとんど吊り下げる感じだ。
痛いっ。

「何者だお前? 軍籍じゃないな?」
なにこいつ?
「"ブレラ・スターン・・・。ランカの実兄よ。 シェリル・ノームの護衛。ギャラクシーの諜報員。そして、私の部下。"」
ランカちゃんのお兄さん?

「あんたには関係ないわ。フリーのエージェントよ。 痛いわね、手を離して!」
「義体じゃないんだな?」
「当たり前だわ。あんたの妹と一緒よ。」
「・・・・・・。」
ブレラがマリを下した。




「隠れ家?」
「"ええ、滞在ホテルの、スウイートのワンフロア下の部屋。"」
「ちょっと!一番警備が厳しい場所じゃないの?」

「"パパラッチとか、ハイテクセンサーのマニアとか、爆弾魔とか、怖いでしょ?
だからシェリルの上下左右の居室はいつも別名義で押さえてるの。
シェリルと私達スタッフの部屋はフロンティアの捜査が入ったと思うけど、その階下のフロアは無事だと思う。"」
「上と左右は?」
「"ホテル・オリンピアの最上階フロアよ?上と左右に客室なんて無いわ。"」
「はいはい、そこに行けば良いのね?」
「"ええ。一番安全じゃないかしら?"」

周囲を確認していたブレラが静かに戻って来た。
「こっちだ。」
とりあえず見捨てていく気は無いようだ。

「"ブレラには上から指示しちゃって。案外何でも言うことを聞くタイプよ。"」
ははああんん?


「ブレラ?私を抱っこして走って。
こんなとこにぐずぐずしてられないし、暗くて前が見えないわ。それくらいのムリは利くんでしょ?」

実際、EX兵のナパームの炎も静かになりつつあり、下水道は急速に暗くなっていく。
追手も直に来るだろう。


「脚も濡らしたくないの。ね?」

ブレラが静かにマリを抱き上げた。
今度は、それなりに優しい抱きかただった。

よしよし?

続く。





・・・・・・・・・・・・・・・・・
ここまで読んでいただき感謝です!
あれえ?こんな展開に?

あとさ! マリがシェリル化してない? まさかのツンデレキャラに?
もっと簡単に終わらせるつもりだったから、元もとのプロットが薄すぎて、話に追いつかない・・・。

ええと、一応続き書きます。
またしばらく時間ください。
次回・・・、次回こそアルトがチラッと?
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  1. 2013/06/02(日) 21:25:58|
  2. 作品(マクロス小説)
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