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ううん酸

とりまシェリル・ノームのファンサイトです。うさんくさい?

決戦前夜譚 天回篇 <魔弾の襲来>

続き!
前段はこちらから。

決戦前夜シリーズ 邂逅篇、動悸篇

もうここまで来ると、どこがアルトとシェリルなの!!って感じですが、すみません!!!
よろしければ読んでやってください。
ああ、ノリノリのときは文章書くのって、すてきー!! だって脳内「新作」状態?
ではっ!!  →   
ローカルのフロンティア軍か? ランカの部屋にあがった女に用か?
いや、むしろ今危険なのはギャラクシー残存勢力、あるいはフロンティアの新統合軍特殊部隊そのものだ。
今は・・・。


〈魔弾の襲来〉

「マリー・アントワープさんいらっしゃいますね? ちょっとご同行いただきたいのですが。 
駐車禁止と不正アクセス行為禁止法の関与、その他で参考人聴取がかかっています、ご協力下さい。」
玄関先のマイクに、ちょっと自信なさげな雰囲気のMP(ミリタリーポリス)が告げる。

「" ! 不正アクセス?"」
息をのんだ様子のグレイスにマリが毒づく、
「あらあらあら、ちょっと!(あんた!)なんかシクったわね?」
「"はい・・・"」

「・・・?」
一瞬、戸惑った表情を浮かべたランカ。
だが次の瞬間には、怒りをあらわにして、モニターを怒鳴りつけた。

「何ですか!あなた方は。 マリーは私の友人です。ここは私、ランカ・リーの家であり、SMS大尉オズマ・リーの家でもあります。出直して下さい!」
ガタンと椅子を後方に押し退けて立ち上がる。
「ちょっと話を付けて来るわ。マリーはここにいて!」
ランカはマリに止どまる様に言うと、あっと言う間にテーブルを離れる。
「まったく、『戦時』だかなんだか知らないけど・・・、」
スリッパなのに、カツカツと音を立てて進む。

「軍隊なんかに!大事な話を何度もさえぎられたら、たまったもんじゃないわ!」

ランカの呟きは大きい。
腕まくりまでしそうな勢いで、リビングから消えた。

あっけに取られたマリだが、グレイスの独り言(?)で我にかえる。
「"さっきの軍車輌で逆探知されたんだわ。"」
「調子にのるからよ!」
マリも立ち上がり、玄関の様子を伺う。

「”もう潮時ね。早く居なくなりましょう。 フォールド・クオーツの事がわかっただけでもいいわ。 あのMPはローカルのフロティア軍よ、簡単に逃げられる。”」
「どうやって?」
「”今なら・・・、そうね、窓からなら、外に降りられない?”」
「泥棒みたいじゃない!! ランカちゃんの迷惑になっちゃう!」
「”マリ!! ここで捕まるわけにはいかないのよ?”」
グレイスがいつになく感情的な声をあげた。
「ふんっ! でも・・・、名前も割れてるのよ? そうはいかないわ。」




夜風に吹かれ、微動だにしない彼の視界に、みどりの髪の女の子が映る。
・・・兵士とランカが言い争っている?
彼女のアパートの向いの、その屋上から、ランカの様子はいつもよく見えた。
兵士は、見るからに精鋭ではない、予備招集で集められたローカル兵だろう。 完全にランカの剣幕に押されている。
「ふっ・・・、放っておくか?」彼の口元に笑みが浮かぶ。

そうで無くても、彼の目は常人の数倍の精度で、空間を見渡す事も、見つめる事も出来た。
だが、その精度こそが、今、彼の注意を散漫にしたのはこの場合は不幸だった。

「!」
空気を切り裂く音と、質量が迫る気配に、普通の人間ではありえない動きで横ざまに飛び退く。
それでも彼の脇腹を2cmほどえぐり、義体制圧用の?矢が、コンクリートの屋根に食い込む。
「ちっ!」
退避行動を取りながら、投擲手を索敵する。
上!? 3機いや、4機か?
「(くっ、ここで騒ぎは起こしたくない!)」
光学迷彩の飛行体、軍用EXギアの一個チームが、影になりきらない陰を落とす。
そして、サイレンサーの付いた消音エンジンでも、押しのける空気の音までは隠し切れてはいなかった・・・。




..........................................




「ランカちゃん! だいじょうぶよ、ただの駐禁でしょ? 今日は遅いわ、明日また来る。」
MPをほとんど押しのけ、追い返そうとするランカに、玄関からひょっこり顔を出したマリが言った。
「マリーさん!中に居てください!」兵士とのやり取りに息を上げながら、ランカが命じる。
MP達は、目的の人物の登場に気がついて、何故かほっとした表情を浮かべた。

「あなたたち? ワタシに用なんでしょ? ココじゃナンだわ。 いいわ、車まで付いてきてよ。」
ランカの脇を抜けて、マリが外階段に出る。
「ランカちゃん!また来る。」マリが、ランカに小さくささやき、手を握る。
「・・・ええ! 明日、また連絡します。」不安げな表情で、ランカも、だが小さく応えた。


ランカの自宅は、サンフランシスコ地区の坂の途中にある。
その坂道の両脇は、マリが来た深夜にはすでに駐車車両でいっぱいだった。
だから、少し坂を上った上の通りに、マリはシェアカーを駐車した。
ランカちゃんの家から少しでも離れていてよかった。

「”どうやって逃げるのよ?”」
グレイスの言葉にはトゲがある。
「そうね・・・、例えばこんなのはどうかしら?」
MPを従えて、坂を上りきり、角を曲がり、乗ってきたシェアカーの前で、マリは振り向いた。
そして、勢いよく、腕を振りあげ、上空を指差す!!
「ああああっ、あれは何―――――!?」


「”それ! 小学生じゃない!!”」グレイスが叫ぶ。
だが、残念なことに、このグレイスの突っ込みは、マリにしか聞こえない。

そして、MP達は、全員がマリの指さす上空を見上げて、そのまま固まってしまった。
「え?」
「何?」

やり!こいつら小学生並み!
その時、グレイスがもう一度叫んだ!
「”違う!伏せてマリ!! 何か来る!”」

人が飛び降りてくる高さではありえない高みから、男が一人。 長いロングコートを激しくなびかせ、そして滑るように落ちてくる。
みるみる近付き、着地のための姿勢を取るそれは、たしかに人だった。
その奥から眼光がひかり、周囲を威嚇する。

あっけに取られて?すでにMP達は動けないままだ。
ロングコートの男は、マリのすぐ脇の自動車の天井に、ありえない速度で着地する。

バシャンッッ!!!!

マリはとっさに地面に伏せるが、その飛び降りの衝撃で、足元をすくわれる。


大きくひしゃげた自動車を蹴り飛ばし(!)、目の前に立ち上がった男を見て、マリ(グレイス)が言った。


「”ブレラ!”」

「ぶ・・・、ブレラ?」


続く!!







いやっほー、この後アクションシーン!! ちょっとノリノリでカイテマス。
もうすこしお付き合い下さい~。
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  1. 2013/05/31(金) 22:05:13|
  2. 作品(マクロス小説)
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