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ううん酸

とりまシェリル・ノームのファンサイトです。うさんくさい?

レース篇その2・・・疾走中!?

みなさま、新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。さて、今月でこのブログも1周年!
アルトとシェリルのSSだけでブログ作っても3ヶ月くらいしか持たないんじゃ?・・・、なんて思ってたらまだ書いてますがな!!
分析するとね、
①おいらがほとんどアニメを見ないヒトだから、いまだに他に熱が移らない。
②アルトとシェリルって題材がすっごく書きやすい。
③単純に好き、かなり。音楽プレーヤーもいまだにコレだけです・・・。

と、言いながら手前ミソになってきてて、今回はレースシーンの幕間なので、ほとんど二人が出てきません。
中盤までのレース展開が、この文章でどこまで伝わるか?不安だけどうpします~。
では⇒
後編その2

「(30周年記念大会、実況放送席です。 はい・・・はい、マイク入ります!)」

「番組を御覧の皆さん、あらためてこんにちは! さあ、スフィンクス再建30周年記念!マジックカーペット・レースがスタートしています。」
「こんにちは!! アシスタントのナナセですっ! 先日のパリコレで大活躍したMナナセさんとは別人で~す。」
「ナナちゃん、通販番組とかでも人気があるから、みんなナナちゃんのこと知ってるよ?」
「すみません~。でもこれ言わないと、なんだか自己紹介が別人みたいで・・・。」
「あはは、ナナちゃん楽しいねえ~。さあて、お仕事に戻って・・・、 
ところでナナちゃん。そもそもマジックカーペットがなんで空を飛べるかわかる?」
「えっと、反重力とか、ゼントラーディさんの技術ですよね?」
「そうだね、初代のマクロスで、バカでっかい重力ジェネレーターとして登場した、有名な反重力、慣性制御システムだね。」
「バキバキ~、ムリむり~って、装置だけ飛んでっちゃう記録映像見た事あります~。」
「そう、当時の人類圏では、まったくシステムが判らないまま利用してたんだ。あの大きさのマシーンが、艦艇の下方向に面状に作用する。特定の面状の空間を下面に引っ張るって事しか、わかってなかったんだね。」
「なるほど、なるほど。」
「うん。で、フライングカーペットもそのイメージでいいんだよ。
カーペットの驚異的に小型改良化されたマイクロジェネレーターが、カーペットの上面に対しては下方向に引っ張る作用。 反対に、カーペット下面に対しては反作用で浮遊。
搭乗するライダーには重力作用は働かない。 あくまで織物のみが重力制御対象になっているんだ。」
「へええ~。」
「で、この水平状態のカーペットの重力勾配を前に傾ける事で水平方向に落下する、つまり、=前進と言うわけ。」
「面白いです~。」
「ライダーはカーペットの生体吸着機能で半固定。大きなショックには、スキー板みたいなリリースがかかる様になっている。」
「『きゃあああ!』、ばいいい~ん!って外れる?」
「そう。さらに耐G、耐ショック機能付きの、ライディングスーツがショックに対して硬化保護してくれる。 あと、スーツには小さい自動制御ガスクラスターもいくつか付いているから、安全姿勢維持ができる。 さらには、レース会場ではピンポイントネット、ピンポイントバリアーの応用したものだね、で安全確保されている。」
「安心してレース観戦ができますね!」

「そうそう。 ところで、今日のレースに、あのシェリル・ノームが出ているって噂、知ってる?」
「ええ!私すっごいファンなんです!」
「この10番の選手だね。 エントリーネームは、ファーストライダーがマリエル・ビラエル、セカンドライダーが早乙女シェリル・・・。 ううううんん、サオトメがファミリーネームかな?」
「うふふふふふ、私、知ってま~す! サオトメ・シェリルは、シェリルさんが惑星フロンティアで休養期間を取っていたときの名前です!」
「詳しいね?」
「ファンですから!!」
「じゃあ、この選手は、シェリル・ノームその人で間違いない?」
「ぜったい間違いないと思います! 雰囲気、完璧なスタイル、何でもやりこなしちゃうこの姿勢!積極的なアタック!!ピンクのふわふわ髪、すべてシェリルさんそのものです!! がんばれ~シェリルさ~んん!!」

「なんぞ目がキラキラしているナナちゃんですが・・・。
さあ、そんなワケで、注目の10番チーム! 現在8番のチームを猛追中!!
この8番チームのアクロバテックなライディングも注目ですが、くらいつくマリエル・シェリル・チームに場内はまさに割れんばかりの歓声です!!」
「わたしも、レースが終わったらサイン貰いに行きた~い!!」
「これこれ、個人的な応援はダメだって!
さあ、レースも中盤に差し掛かっています。次なる展開に注目です! はたして、レースを征するのはどのチームか? チャンネルはこのままで~!」
「がんばれシェリルさあ~んん!!」



歓声が、ごうごうという風きり音の向こうから聞こえる。
ピート・ミッチェルがこのレースに参加したのは、やさぐれた自分に嫌気がさしたからだ。
一昨年の大会で優勝した腕前よりも、地元のこの街では、今や、飲んで暴れている噂の方が勝っている。
ましてセカンドライダーは、その街のチンピラの一人だ。
自分のオッズは芳しくない。
そして、こいつらが何か悪巧みをしているのもわかっている。
だが、「わざと負けてくれ。」ではなくて、「とんでりゃあ勝てるから飛んでくれ!」だ。
何か悪巧みは在る、だが・・・、
「なら? 勝ってやろうじゃないか。」
あえて詳しい話も作戦も聞かなかった。

どちらでもいい様な気がしたのだ。
ここで自分がこのままアウトローとして生きるのか?あるいはもう一度やり直せるのか?
レースでなら、自分以外の何かが決めてくれる気がした。


予選は「ひさびさの慣らしだった。」と言うレベルでしか、結果は出せなかった。
セカンドライダーのチンピラも悪くはない腕だ。だが経験が少ない。
このコンビで、予選12位に入れたのはまんざらでもないはず。
「ははっ!疑似アルコールに溺れていた俺の感覚も戻って来たか?」

そして、本戦が開始。
フライングぎりぎりのスタートダッシュで、ポジションを大幅にジャンプアップさせる。
「戦闘機乗りをなめるなよ!!」
雄叫びを上げる自分の裏側にある気持ちを、だがピートは意識せざるをえなかった。
「(デューク。 俺は・・・、結局は問題に対峙できないだけの安物なのかも知れない・・・。)」

そのまま周回を重ねる。ストレートから、コーナーへの飛び込みが続く。
ここまでで、2機をパスしている。という事は?なんだ、今は3位か?
そして再びホームストレートへ。
そしてその直線が彼にそんな悔恨の思いと、隙をもたらしたのか?

「!!」
後ろ!? さっきまでミラーにはいなかった! いつの間に?

いや、自分達の後方の、スリップストリームの死角に納まるために、このライダー達は息をひそめ、気配を消していたのか?
それは、新統合軍の戦闘機乗りだった自分だから、気がついたのだと思いたかった。
傍らのセカンドライダーは、その接近に気がつきもしない。

迫るコーナーの底へ、加速して進む(落ちて行く!)。
ピートのカーペットに対して、アウトから、そのもう一枚のカーペットが迫る。
ファーストポジションの少年が前をにらみ、セカンドライダーの男の長髪(ポニーテール?)がひるがえる。

「なめやがって!やられるかよ!!」ピートが叫ぶ。
追従するその機体に、ラインを寄せて弾き出そうとする。
だが、その鼻先が、「すっ!」と、一つ前に伸びる。 と、それは、きらびやかな軌跡を残して機体を回転させた!
一瞬その傍らのカーペットが円筒状の弾丸になった様に錯覚する。
「なっ!」
その一瞬で、明らかに別の風を捉え、そのカーペットが加速した。

それは天空を見上げ、そこに吸い込まれるように上昇していく人型、あるいは天の使い?何かの神話を切り取った様な一連の流れだった。
高速で舞う機体が、ピートの目の前でカーブの出口を捉える、再びその翼を開き、加速する。
鮮やかな航跡が、視覚に残像の様に残る・・・。

ピートのカーペットはあっさりと置去りにされていた。

「なっ・・・!? この機動!」
唖然とするピートが、一瞬のためらいを見せたその同じコーナーで。
だが、はたして彼が再び油断したためだけなのか?
もう一枚のカーペットが、ホログラムウォールに張り付く様にアウトから駆け上がる!
「くっ!」
このカーペットもスリップストリームに張り付いていた?
コーナーの脱出速度で、ピートは一歩先を取られた。

「女!?」

ピートが次に見たのは、小柄な少女がファーストポジションで操り、そしてセカンドポジションでその上体をインに、力強く翼の様に伸ばした、もう一人の女性だった。

そのペアも、アウトからの一瞬の加速落下差を得て、ピート達を抜き去る。

前に出た彼女らのカーペット上で、セカンドライダーのヒップが揺れ、加速ポジションに戻る。
その後ろ姿を見続けることしかピートにはできない。

「・・・! こっ、これは? ジェットストリームアタック?」



「これで4位! いいわ、マリエル!まだ着いて行ける!」
加速ポジションをとりながら、二人は次のコーナーに備える。
「(セカンドライダーは体力勝負ね!)」半ば息を切らせながらシェリルが思う。
ルークとアルトのカーペットと、その前方に疾走するターゲットを捉えた。
マリエルとシェリルの眼が輝きを増す。


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  1. 2013/01/03(木) 17:22:04|
  2. 作品(マクロス小説)
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