結局、昨日からたいして変わり映えしないままアップです。
タイトルは「時間旅行」に何かつけたかっただけで、特に意味はないです。
7週間では長すぎるので、7日間のツアー旅行みたいなモノ? とかイメージして(なんじゃらほい?)
あと考えてみたら、オイラ、カップル確定以前のアルトとシェリルって書いたことないと思うんだ。
というわけで映画の間のいろいろあったウチの一幕なんだけど、期待してるようなイチャイチャはたぶんないです。
誰か、行間を書いてくれ!
ORZ
「7日間時間旅行」
「行方不明?」
ランカは耳を疑う。だって昨日の(正確には今日の)深夜に、電話で話をしている。
そんなアルトくんが、「行方不明なの?」
「昨日の勤務の後から連絡が取れて無い。」電話の兄の声は不機嫌だった。
オズマは感情が声に出る。妹でなくてもこれは間違いなくわかる。
だいぶ前にも同じ様に不機嫌な時があった。シェリルさんのスパイ疑惑の時。
アルトくんがお兄ちゃんの忠告に関わらず勝手に動いちゃったからだ。そういえば、シェリルさんのスパイ問題はギャラクシーの行方不明でキャンセルされた・・・と思う。
最近は聞かない。
「あとであたしからも連絡してみるね。」
笑顔で伝えるランカをギロリとオズマがにらむ。もっと気に入らないみたい?
構わずランカは通話を切る。
「・・・シェリルさんも一緒なのかな?」
ランカの部屋からは、フロンティアの町並みと、遠く朝日に輝く海が見渡せた。
ふん! 「だいたい! 今日がもともとオフなら、それは行方不明じゃなくて、どっかに遊びに行ってるのよ。」
アルトくんが今日オフだなんて、あたしはぜっんぜん知らなかったけど!
「せっかくの朝がだいなしじゃない、バカ兄貴なんだから。」
ため息をついてからランカは再びオオサンショうおさんを取り上げた。
とにかく連絡をしてみよう。あたしの連絡なら取ってくれるかもしれない。昨日の夜も話は出来たんだし。
ランカは電話に出るアルトを想像してちょっと微笑んだ。
ルルッ・・・、小さい呼び出し音に続く振動。ああ、しょうがない、出よう。
アルトは、携帯の呼び出しの主を確認してから応える。
「なんだ?」
「なんだとは何よ、あんた今どこでなにやってるのよ!」
シェリルの声だ。
「どこって、今・・・」
アルトは周囲を見回す。
わあわあ言いながら車窓から景色を見やる子供達のグループ・・・。
「メインランド行きのトラムだ・・・。」
「・・・なんでそんなとこなのよ?」
「今日はSMSのシフトがオフだからな。学校も休みだし、少し課題とか整理しようと思ってる。」
「それで休みの日にガッコなの?」
「ああ・・・」
「まじめだこと。ってか、あたしも今日はオフだって昨日電話しなかったけ?」
向かいの座席に座る子供達の何人かが、こちらを見ている。
私学の子供達だろうか? 見覚えのない制服。
「ああ、覚えてるよ。だが別に今日の約束はしなかっただろ?」
シェリルが大きなため息を吐くのがわかる。
「あんたって・・・」
気が利かないとか、銀河の妖精が時間あるって言ってるのにとか、シェリルの文句を聞きながら、アルトは子どもらの様子を観察する。
ジュニアハイ? 小学生ではなさそうだが、もちろん高校生でもない。
立ち振る舞いが大人びて見えるのは良家の子女だからだろうか。
「ちゃんと聞いてる?」
「ああ、聞いてる。」
アルトは携帯の画面にホロ要請がずっと点滅しているのにやっと気付く。
赤い解除ボタンをなでると、シェリルの顔が浮かびあがる。
「あ・ん・た・・・」やっと顔を見せたわね~ シェリルの眉ねが語る。
つづく叱責を聞きながらアルトは銀河の妖精の怒り顔に見惚れる。
やっぱこいつかわいいわ。
ザワッ・・・周囲の気配に気が付く。
・・・子ども達だ。
数人が明らかにこちらを見ている。
チラチラと視線を向ける子もいる。
シェリルと話しているのがばれた?
いや指向性スピーカーからのシェリルの声は周りには漏れてはいないはずだ。
「あとでな。」
アルトはシェリルとの通話を切った。
「あっ、まてこら・・・」言い掛けたシェリルの言葉を遮り、ホロ画面が閉じられる。シェリルもいなくなる。
興味津津な少年少女達。そのひそひそ声を無視して、アルトは外へ目を移す。
穏やかに晴れた空の下をトラムが進む。
ガッコへ。
つづく
このあと、ガッコでシェリルとアルトがこの子供らと引率の先生と会います。
彼らの目的は?
・・・で、ここまで書いて気がついたがランカをどう回収するか?
ランカも活躍させた方が面白そうな?
というわけで昨日も書いたけど、まだ後半のプロットもできてないの。
3回くらいで終わらせよう。
うううんんんんん・・・・・。
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- 2015/10/12(月) 22:08:58|
- 作品(マクロス小説)
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